奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

唾液で中和

唾液の働きを知っていますか。唾液の働きはたくさんありますが、今回は、唾液緩衝能、つまり酸をうすめる力について説明します。多くの炭酸飲料は強い酸性ですし、ムシ歯菌は砂糖から酸を作り出します。これをうすめないと、歯が溶け出すのです。pH2,3(強い酸性)の1ccの塩酸を唾液1ccでpH6.0(歯の安全な濃度)にできますが、混ざりもののない水でうすめた場合、同じ濃度にするのに必要な水の量は1000cc、つまり唾液の1000倍の量が必要です。唾液をよく出す秘訣は、一口30回噛むことです。ダイエットにもなりますよ。

  • 2017/06/24
  • 唾液