奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

子どもの歯ぎしり

歯ぎしりは、大人の場合、いろいろな悪影響が出ますが、子どもの場合はどうでしょう?子どもでも歯ぎしりすることはめずらしくありません。しかし、子どもの場合は、特に心配することはありません。歯槽骨も顎関節も柔軟性があり、歯ぎしりの荷重で損傷されることはほとんど考えられません。唯一の被害は歯のすりへりです。乳歯は、永久歯よりやわらかくすりへりやすいのですが、生活反応も良好なので、しみてくることはまれで、歯髄(しんけい)が露出する心配もほぼありません。大人のようにマウスピースを作ってすりへりを防止することは可能ですが、顎の成長をさまたげないよう、短期間の使用に限られてしまいますので、通常は何もせずに観察していきます。食事をよく噛むと安眠できることがわかっており、顎の筋群も日中によく使われるので、歯ぎしりは減るかもしれません。

  • 2017/06/24
  • 歯ぎしり