奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

したのこけ その2

舌の苔(コケ)のようなものを舌苔(ぜったい)といいます(耳寄り情報No49)。舌苔の色を見てください。「白」「黄色」「黒」「無色」・・・ 健康な舌はうすいピンクで舌苔はうっすらとついています。[白色]厚く付着した白い舌苔は、疲労、高熱の後などにみられます。舌苔をかきとろうとして舌を傷つけた時にも見られます。[黄色]オレンジや野菜ジュースなど黄色い色素のものを飲食した場合が多いですが、濃い黄色は、タバコやコーヒーの摂りすぎでしばしば見られます。この場合は舌乳頭という味を感じる小さな突起が変色し萎縮している可能性もあります。[黒色]抗生剤服用が長期に続いた場合、たまに、舌乳頭が変形したりカビがはえたようになり、黒色にみえることがあります。この場合は薬をもらっている内科でご相談ください。[無色]まったく舌苔がなく、舌の表面のでこぼこが無くなりべったりしたような、ツヤツヤしたような状態は、舌乳頭が萎縮して消えてしまっています。内臓系の疾患、鉄分不足など栄養状態の悪化が疑われます。どうでしたか?ときどき鏡で健康チェックのために舌を見てください。

  • 2017/06/24
  • 口腔ケア