奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

あもあみだ

江戸時代の俳人、小林一茶は生涯22000句詠んだと言われています。一茶は50歳になるまでに全ての歯をうしなったそうで、そのとき詠んだのが「歯がぬけて あなた頼むも あもあみだ」 一茶のほかの句には「南阿弥陀」が出てくるものがいくつかあり、歯を失ったことで「あもあみだ」と表現したものと思われます。歯を全て失ってようやく歯の大切さ、噛むことのありがたさを知り、老いてのち仏様の慈悲にすがりたいが、となえた念仏も「あもあみだ」としか発音できない、という意味でしょう。同じく江戸時代の俳人松尾芭蕉も歯が悪かったようです。

  • 2017/07/25
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