奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

歯磨剤は使うべきか

歯磨剤の効果は茶しぶや食物油の皮膜をとることです。ムシ歯になりにくくする作用はありません。配合されているフッ素も、界面活性剤が多く含まれている、ほとんどの歯磨剤では効果がありません。

 

歯磨剤の成分は、食品添加物として認められていないもので構成されていますので、うがいがちゃんとできない年齢では、歯磨剤を飲み込んでいることになります。洗剤のついたままのお皿に料理を盛り付けるのと同じようなものです。歯磨剤を使った場合はよくうがいするようにして下さい。

 

介助磨きの時、歯磨剤を使うと、泡だらけでよく歯が見えなくなります。また、早くうがいをしたくなってしまい、落ち着いて磨くことができません。
水だけで磨いた時は、本当にきれいになったとき爽快感がありますが、歯磨剤を使うと、きれいになっていなくても偽物の爽快感があって、終わってしまうことがありがちです。

 

水だけで磨いていると、たしかに茶しぶの着色があります。これが気になる場合は、米粒くらいの歯磨剤をつけて、磨いて下さい。つけすぎると、歯の表面をいためることになりますので、気をつけて下さい。歯科医院でも着色はとれますので、無理に金具などでとらないようにしてください。

  • 2017/03/17
  • 歯みがき