奈良県奈良市　小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

グラグラゆれている状態を外傷性亜脱臼といいます。

 

1.かじらない

2週間ほどは、前歯でものをかじらないでください。一口サイズに切って奥歯でかめる形にしてください。おもちゃや笛などを口へ入れないようにしてください。

 

2.ゆすらない

気にして、ゆすったりさわったりしないでください。指しゃぶりがあると治りにくくなります。

 

3.歯の変色

歯の根の先でつながっている、細い血管が損傷している場合があります。このとき、歯の神経（歯髄）は栄養がいかず、ミイラのように変性してしまいます。外見では、歯の色がおかしくなることもあります。

 

4.そのあと

神経がミイラ状でも普通にはえかわることもありますので、基本的にはそのまま観察していきますが、数ヶ月後、数年後にもし神経が腐敗した場合は歯肉が腫れるので神経のそうじが必要です。腫れる前ぶれとしては、1.歯がまたゆれてきた、2.かむと痛い、3.歯の根の先に相当する歯肉が赤黒くなって、押さえると痛い、などがあります。とくにカゼなどで発熱があった時や、遠足などで疲れた時は要注意です。

 

5.歯ならび

乳歯の根の近くには、永久歯の歯のたね（歯胚）が埋まっています。これが打った拍子に動いている場合は、ゆがんではえてくることがあるので、はえかわりのときチェックします。

 

永久歯が抜けたときは抜けた歯を、牛乳や、ミネラルウォーターに小さじ１杯の塩を入れたものなど、清潔な液体に入れて、すぐ近くの歯医者さんへ行きましょう。