奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

ガンの治療と口腔ケア

周術期口腔ケアという言葉が最近よく新聞などで出てきています。がんや心臓血管病、呼吸器外科などの治療には、口腔ケアが重要な役割を果たすことが認識されてきたのです。抗がん剤や放射線治療では唾液減少、口内炎多発などで食事がとりにくくなり治療や手術を乗り越える体力が維持できなくなります。心臓血管の手術では、人工血管や手術部位にムシ歯や歯周病の菌が付着すると危険です。気管からの侵入では肺炎をおこします。このため、2012年から国のガン対策推進基本計画で、医科と歯科の連携が重要視されることになったのです。手術をひかえた方がおられたら、歯科の受診をすすめてあげてください。

  • 2017/06/26
  • 口と全身の健康