奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

6歳臼歯の大切さ

 臼歯の働きは、食物をすりつぶす、噛む、砕くです。臼歯がしっかりしていないと、満足な食事ができず、栄養の摂取や成長に問題が出てしまいます。なかでも6歳臼歯は噛む力が大きく、1本無くなるだけで30%も噛む能率が下がります。また、他の永久歯は、この六歳臼歯の場所を基準にはえてきますから、途中でムシ歯になって抜けたりすると、他の歯の歯並びがおかしくなります。きれいな歯並びのためにも、この歯をムシ歯から守ることが大事です。しかし、6歳臼歯はほかの歯よりもムシ歯のリスクが高いのです。乳臼歯の後ろの見えにくい場所にはえてきます。咬み合うまでは汚れが取れにくいものです。さらに乳歯より溝が深く複雑な形をしています。しっかり磨くには技術が必要です。小学一年生になる前後の時期ですから、食生活に気をつけて、歯みがきをがんばってください。現状では6歳臼歯の寿命は、40年といわれます。この寿命がどれだけ延ばせるかは、お母さん、ご本人と小児歯科の協力にかかっています。

  • 2017/06/24
  • 虫歯