奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

歯肉の黒ずみ

歯肉の着色に影響する因子はいろいろあります。メラニン、ビリルビン等の内因性色素や詰め物やさし歯に使用されている金属等の外因性色素、また薬剤によるものなどがあります。喫煙による影響はとても大きく、非喫煙者が数%~20%までなのに対し、喫煙者では80%近くで着色が認められます。そして、家族に喫煙者がいる子どもでは、70~80%で歯肉着色があり、受動喫煙の影響がはっきり現れています。前歯には保険のレジン前装冠と自費のメタルボンドの両者ともに、歯肉との境目に露出した金属部分の影響で歯肉着色が発生することがありましたが、最近、金属の代わりにジルコニアを骨組みに使ったオールセラミックが登場し、歯肉着色や金属アレルギーの解決と自費の価格の引き下げに貢献しています。

  • 2017/06/26
  • 喫煙