昔、ネズミの実験で、固形食群と粉末食群で迷路を走らせ、学習能力に差が出るという報告がありましたが、最近は脳の研究がすすみ、咀嚼の効果も脳レベルで調べられるようになってきました。今年の矯正学会で発表されていたネズミでの実験は、不正咬合にしたネズミで、記憶をつかさどる海馬の働きが阻害されるというものでした。つまり不正咬合が学習・記憶力にマイナスに働く可能性を示しています。人間ではどうなんでしょう?