トリの歯
ダーウィンの進化論が発表された頃、ドイツ南部のジュラ紀後期の地層から始祖鳥が発見されました。始祖鳥は、現在では鳥の祖先かどうか議論されているようですが、この始祖鳥には立派な歯がありました。今の鳥類には、爬虫類のような歯はありませんが、実はニワトリのヒナであるひよこは、くちばしの先に歯のようなものがあります。これは孵化するとき卵のカラを内側から破って出てくるのに使うもので卵歯といいます。卵歯は、トカゲ、ヘビ、カメにもあり、コオロギ、バッタなどの昆虫にも見られるものです。
- 2017/07/25 その他