砂糖に課税すれば・・・
世界保健機関(WHO)は、2015年3月に砂糖の摂取量に関する新しいガイドラインを発表して、現代人の「糖分の摂りすぎ」に警鐘を鳴らしていました。そして糖分が多い清涼飲料水の過剰摂取が肥満や、糖尿病などの生活習慣病が増える原因の一つだということをふまえて、2016年10月11日には、糖分が多い清涼飲料水に「20%以上の課税をすれば、人々の摂取量を大きく減らせる」との報告書を発表しました。こうした糖分入りの飲料水への課税については、メキシコがすでに導入しています。英国やフィリピン、南アフリカなども導入に向けて検討しているそうです。WHOでは、果物や牛乳に含まれる糖分を除外して、ジュースやお菓子などに含まれる糖類の1日の摂取カロリーは総カロリーの5%未満つまり成人で砂糖25g以下になるよう呼びかけています。(コップ1杯のコーラには砂糖約22.6gが含まれています。)
- 2017/06/26 食品