無痛治療
いたくない治療のカギ
第1のカギ
3Pコントロール:psychological+physical+pharmacological control
小児歯科の基本である、ペインコントロールの3つのP(psychological、physical、pharmacological)の徹底的コントロールを行います。こどもの視点に立って、こどもの発達度にあわせたかかわりをこころがけ、歯科治療への理解と信頼を獲得していきます。
第2のカギ
歯を削らない:ミニマムインターベンション
虫歯になると、これまでの一般的な歯の治療では、虫歯になっていない部分もかなりの量を削って修復していましたが、どうしても取り除かねばならない、虫歯に侵された部分だけしか削らなければ、歯の寿命を延ばし、治療の痛みも最小限ですみます。
第3のカギ
いたくない麻酔:下野式 無痛麻酔
マスイも痛くない手法があります。ペンレステープという特殊な表面麻酔を使い、さらに下野式無痛麻酔法により、まったく痛みを感じさせずにマスイが可能です。また、最近、針のないシリジェットというマスイの器具も導入しました。
第4のカギ
東洋医学的治癒:サホライド・ハイボンド
阪大名誉教授、山賀先生の東洋医学的修復材を活用し、切って取り除く傾向の西洋医学一辺倒ではなく、東洋医学的な発想で、歯の自然治癒力を高めることで、歯髄を保存(神経を抜かずに治す)できる方法をとっています。
第5のカギ
新しい薬剤:3MIX-MP 法
よく歯科医院のホームページで紹介されている、3MIX-MP 法を導入し、小児ほど自然治癒力が旺盛でない成人の歯の「神経」も抜かずにすむようになりました。
第6のカギ
定期健診の効果:予防+早期発見
虫歯も歯周病も、ひどくなる前に発見できれば痛くないままで治療できます。もちろん、早期発見より予防して病気にならないほうがもっといいですね。
- 2017/04/24 健口への道