奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

8020の9 8020と歯ならび 

歯ならびは、歯の寿命に影響するのでしょうか?答えは「イエス」です。80歳以上の高齢者の歯ならびと残存歯数の関係を調べた結果、予想以上に関連がありました。80歳で20本以上の残存歯がある方の咬合状態の割合は、次の通りでした。正常咬合 56% 上顎前突 44% 反対咬合 0%  叢生(ガタガタ)0% その他の不正咬合 0%。ただし、上顎前突に分類された方のうち、かなりの割合の方は咬み合わせのすり減りなどで、年齢とともに徐々に上顎前突になってきたもので、若いころは正常咬合だったことが予想されます。つまり歯ならびが良くないと、8020達成は困難だとわかりました。不正咬合で歯を失いやすいことには、ムシ歯や歯周病の罹りやすさ、咬合の荷重負担、口呼吸など、さまざまな要因が関係しています。

  • 2017/06/26
  • 8020