8020特集その6 噛むことと脳
8020は脳の健康と深い関係があります。噛まなくなると記憶をつかさどる脳の海馬という部分が萎縮することが、ネズミの実験と70歳以上の高齢者の検査で証明されました。脳の活性化を表す脳血流量の増加は、手や指の運動でよりも、咀嚼で増加し、また歯ごたえのある食べ物ほど効果的であることが分かっています。とくに、脳の神経の中の満腹中枢(肥満防止)、 孤束核 (味覚)、 海馬(記憶)、 扁桃体 (嗅覚やストレスに関係)、 室傍核 (自律神経の中枢)などが活性化していることが確かめられています。さらに、唾液の中に脳が若返る成分がありますので、よく噛んで唾液を出していくことも大切です
- 2017/06/26 8020