再生医療
先日、再生医療についての興味深いTⅤを見ました。再生医療とは、けがや病気で傷ついた臓器を再生させて治療する最先端の医療で、これまで治らなかった病気が治る「究極の医療」として注目され、世界中で研究・開発が加速しています。その番組では、目の角膜を作る技術が紹介されていました。現在、角膜移植を待っている人に対して、ドナーが少ない状態です。この技術は、口の粘膜からとった細胞を2週間培養してシート状にして目に貼り付けるというものです。患者さん自身の細胞を利用するので拒絶反応は少なく、手術の際、縫合の必要がないそうです。現在フランスで臨床実験が進められています。このほか、歯の元になる組織(歯胚)から神経や血管をふくめた歯まるごとを再生させる技術開発なども進められています。
- 2017/06/26 治療