細菌検査
感染症では、細菌検査をして有効な治療法を決めています。ムシ歯も歯周病も感染症ですので、細菌検査があります。歯の表面の細菌を採取したり、唾液を調べたり、舌の表面の菌を調べたりすると、口の中の細菌の状態がわかります。いずれも細菌を培養するため結果がわかるまでには数日かかります。細菌の数は検査の結果に影響がなく、細菌の種類、性状や組成などから、ムシ歯や歯周病の発生の危険性がわかります。つまり細菌が多いか少ないかを調べているのではなく、ムシ歯や歯周病を作る力が強い細菌かどうかを判定しているのです。小児の場合、生活状態を反映して口の中の細菌の性状が変化する期間が短いので、CAT21細菌検査の結果をしっかり参考にして生活改善に役立てて下さい。
- 2017/06/24 治療