ドライマウス
唾液は耳の下や舌の下にある唾液腺などから1日に1.5~2.0ℓ分泌されます。この唾液腺に異常がおき、唾液が少なくなるのがドライマウスです。主な原因は、薬の副作用(抗アレルギー剤・降圧剤・抗うつ剤など)が最も多く、涙や唾液が出にくくなるシェーグレン症候群、次いで内科的な病気(糖尿病・腎臓病など)があります。他には、放射線治療の影響やストレスなども唾液を減少させます。ドライマウスの症状は、舌のヒリヒリした痛み、味覚障害、しゃべりにくい、のどの渇きなどで、歯周病やムシ歯の悪化、口臭なども問題です。最近は人工唾液、保湿ジェル、スプレーなどがいろいろ販売されるようになりました。唾液が少しでも多く分泌されるように、よく噛んで口を動かすとよいでしょう。唾液が少ないとよごれが取れにくいことを意識しながら、口を清潔に保ってください。
- 2017/06/16 唾液