初期のムシ歯を治す唾液
唾液の中には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。歯の表面が、細菌の出す酸で溶かされて、顕微鏡レベルの小さいムシ歯が歯の表層や浅い表層下にできかけたとき、唾液で酸が中和されると、唾液中のカルシウムやリンが小さいムシ歯の穴を埋めてもとのエナメル質の結晶構造と同じ状態に回復してくれるのです。これを再石灰化といいます。お砂糖が1日に何度も口に入ると、口の中が酸性になっている時間が長くなり、歯が溶けやすくしかも修復されにくいので危険です。砂糖の回数を減らし、唾液をよく出す生活習慣をこころがけてください。
- 2017/06/24 唾液