犬歯の役割
犬歯は、あごの動きをガイドし、咀嚼するとき他の歯に荷重がかかりすぎないように働きます。そのため他のどの歯よりも太くて長い歯根をもっています。入れ歯の患者さんで、最後の一本が犬歯という方はたくさんおられます。もし歯ならびが悪くて犬歯がうまく噛み合わない場合、他の歯へのダメージが大きくなって歯の寿命を縮めてしまいます。マントヒヒはライバルや外敵に対して、唇をペロッと上にあげて犬歯の長さを見せつけて威嚇します。いろいろな動物で、犬歯が強さのシンボルになっているようです。おもしろいのはウマで、オスには犬歯がありメスには犬歯がありません。
- 2017/06/24 歯ならび