奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

舌と歯ならび 

良い歯ならびには、口の周りの筋肉が正しい位置にあってバランス良く働くことが必要です。そのなかでも舌は、複雑な動きをする筋肉で歯ならびに大きく関係します。舌の位置が下顎の前歯を押す位置だと受け口に、上下の前歯の間にはさむと開咬に、上顎の前歯を押していると上顎前突になる危険性があります。正しい位置は上顎前歯の少し後ろ、口蓋のしわのあるあたりです。写真で見た症例では、アフリカ人女性が感染症で頬を大きく無くして歯が露出した状態で年月が経ち、歯列が頬の無いほうへ大きくゆがんでしまったものがありました。頬の圧力が全く無く舌の圧力に歯列が押された結果と考えられています。舌、口唇、頬、顎を、正しいポジションで適切なバランスで使うようにこころがけてください。

  • 2017/06/24
  • 歯ならび