噛むことと脳
よく噛むことは脳のリハビリに効果的だということを証明する面白い実験があります。奥歯を削ったお年寄りネズミの学習・記憶力を測定したところ、健康な歯を持つお年寄りネズミに比べて、記憶力が5分の1ほど低下したそうです。さらに、治療してよく噛めるようにしたところ、学習・記憶力が日ごとに回復したというのです。
また人間対象の調査では、高齢者検診で認知症の疑いのある方ほど、現在残っている歯の数が少ない傾向にあることが分かりました。脳のMRI検査でも、歯が少ない方ほど記憶や計算、思考を司る重要な場所の容積が少ないことが分かっています。
噛むことがこんなにも脳に影響を与えてるなんて驚きですね。ぜひ、1口30回噛むことを目標にお食事してみて下さい。
- 2017/06/24 噛むこと