子供の脳と血糖値~ペットボトル症候群~
私達の脳は体重の2%程度しかないのに、全エネルギーの18%も消費する大食漢の臓器です。脳はブドウ糖のみをエネルギー源にしています。ご飯のような粒食の場合は消化吸収が遅いので、血糖値(血液中のブドウ糖)は緩やかに上昇し、緩やかに落ちます。ところが、ブドウ糖を甘いお菓子や清涼飲料水、イオン飲料(スポーツドリンク)などで摂ると血糖値が急激に上昇し、急激に下がります。急速な血糖値の変動を繰り返していると、「ペットボトル症候群」と呼ばれる症状になる恐れがあります。考えることも、記憶することも、集中することもできません。イライラしてキレやすくなります。ひどい場合は意識喪失で倒れることもあります。のどがかわいたら、お茶、お水にしましょう。
- 2017/06/26 こどもとおかあさんの健康