奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

2015年新年のごあいさつ

羊という漢字は、ひつじを正面から見たときの顔の形から生まれたそうです。植物のシダは「羊歯」と書きます。シダの葉が、ひつじの歯に似ているという説ほど羊の歯はギザギザではありません。シダの葉の形が「羊」の文字に似ているように思いますが、なぜ「葉」ではなくて「歯」の文字が使われているのか、私にはわかりませんでした。奈良ではおなじみの鹿と、ひつじの口はとてもよく似ていて、上の前歯がなく、硬い歯肉がまな板、下の前歯が包丁の役目をして草を切って、奥歯ですりつぶします。前から見た口元は小さそうですが、じつは奥行きはその三倍近くあり、奥歯が並んでいてすりつぶすのに便利になっています。戦わないので犬歯はありません。羊の下に大きいと書くと「美」ですね。羊に犬では牙がはえてケンカになりそうですから点をつけないで、平和な美しい世界を願っていきましょう。

  • 2017/07/25
  • 節目記念号