「むせ」と歯磨き
ものを飲み込むとき、むせてしまうことがありますね。高齢になるほど心配な「むせ」ですが、これは「喉頭蓋:こうとうがい」という、気道のフタがうまく閉まらなくて、食道でなく気道にものが入ってしまうことで起こります。高齢になると、喉頭蓋の閉まる反射速度が遅くなる傾向があります。ところが、口腔ケアを熱心に行った場合、この喉頭蓋の反射速度が正常化するというすばらしい結果が出ました。実験では2週間ほどの口腔ケアの実施で、喉頭蓋の閉まる反射速度が2倍以上になりました。日常の口腔ケアを自分でできる方も介助が必要な方も、毎日忘れずしっかりと実行して下さい。
- 2017/06/24 口腔機能