奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

感染性心内膜炎と口の細菌  その2

口の中に住み着いている細菌のうち、歯周病の原因菌は、外毒素である白血球毒素を持っており、白血球の食菌、殺菌作用に抵抗して心臓弁膜に付着し、定着して心内膜炎を起こしてしまうため、特に危険なものです。歯周病のある人は歯周病のない人に比べて心臓の冠状動脈疾患が多いことがわかっています。歯肉が健康な人に比べて、歯周病のある人は

< 冠状動脈疾患…1.5倍> < 心疾患による死亡・・・1.9倍> < 心筋梗塞の発作…2.8倍>も多いのです。心疾患の起こる頻度は、 歯肉が健康な場合…8%    軽度の歯周病の場合…17%   重症の歯周病で感染する場所が拡大している場合…36% というデータがあります。歯周病はしっかりなおしましょう。

  • 2017/06/26
  • 口と全身の健康