強い歯、弱い歯
なぜムシ歯になったのかな?歯が弱かったからかしら?・・そんな声を時々耳にします。でも、歯の強い、弱いは、個人個人で決まっているのではないのです。歯がはえてからの時期によって歯の強さは変化します。乳歯も永久歯も、はえたばかりはとても弱くてムシ歯になりやすい状態です。そして、唾液にさらされ、ものを食べるのに使われながら、だんだん強くなっていくのです。ただ、口の中が酸性に傾くような状態が長いと、強くなりにくくてソンです。ダラダラ食いで砂糖がしょっちゅう歯の表面を汚している時や、唾液の機能のひとつ、口の中を中性にする「緩衝作用」が、唾液の減少で働きにくい時、特殊な例では、胃液がよく逆流する場合や工場で酸を使う環境などでは、口の中が酸性に傾いています。砂糖の入っていない食物をよく噛んで、唾液もよく出れば、どんどん歯が強くなりますよ。
- 2017/06/24 虫歯