穴がみつからないムシ歯
穴があいていないムシ歯があるってご存知でしたか?それが「表層下脱灰」です。白っぽく見えている歯の表面の一層下で、エナメル質が溶かされてレンガ積みのような構造が崩れかけているのです。このムシ歯がもう少し進むと、池の氷が割れるようにして表層がこわれ、穴のあいたムシ歯が突然あらわれて、びっくり、ということになります。でも、このムシ歯は削らなくても治る可能性があります。歯を磨いて、おやつの回数を減らせば、唾液中のカルシウムが歯に取り込まれ、もとの健康なエナメル質の構造に戻ります。フッ素も回復を助ける効果があります。
- 2017/06/24 虫歯