奈良県奈良市 小児歯科・一般・矯正・審美・インプラント・無痛治療の林小児歯科

ゾウの歯

みなさんはゾウの歯を見たことがありますか?キバは見えますが奥歯は見えませんね。じつは上下左右に1本ずつ、登山靴の底をさらに分厚くしたような大きい臼歯をもっています。ゾウは草や木を食べますね。それでだんだんすり減ってしまいます。ゾウは寿命が長いのでなんとか臼歯を長持ちさせなくてはなりません。そこで、1回に1本ずつ臼歯を使い、はえかわらせるという方式になったのです。なんと一生の内に6本(5回)はえかわります。でもよく考えてみると、人間より乳臼歯が上下左右各1本多いだけなのです。人間は5本あり、第1乳臼歯、第2乳臼歯、第1大臼歯(6歳臼歯)、第2大臼歯(12歳臼歯)、第3大臼歯(親知らず)です。人間は前述の順番に後ろへ臼歯がはえて並びますが、ゾウは後ろから出てきた臼歯が古い臼歯を押し出すようにしてはえかわります。

  • 2017/07/25
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