新撰組とムシ歯
新撰組の二番隊隊長は永倉新八という人でした。彼は激動の時代の中、戦いで命を落としたのではなく、敗血症という病気で亡くなりました。その原因となったのが、実はムシ歯だったそうです。奥歯のムシ歯がひどかったのですが、それを放置していたためにムシ歯の細菌の一部が顎の骨に感染し、それが全身に影響して敗血症となり命を落としたと考えられます。現在では抗生物質がありますが、それでもリュウマチ、心疾患、腎臓病をはじめ、さまざまな全身疾患とムシ歯の関連が指摘されています。激動の時代に剣を交えて命のやり取りをするいくさより、ムシ歯のほうが恐ろしいとは、現代からすると何とも不思議ですね。
- 2017/07/25 その他