アッ!歯ぐきから血が・・
歯周病には、細菌感染症としての側面と生活習慣病としての側面があります。歯周病は細菌が歯と歯肉の境目につくことから始まります。細菌の毒素で炎症が起こると歯肉が赤く腫れあがり、出血しやすくなり歯周ポケットと呼ばれる深い溝ができます。さらに歯周病がひどくなると歯と歯肉の周りにある組織の連結部が破壊され、歯を支えている顎の骨も溶けていきます。すると歯がグラグラと揺れ始め、歯肉からの出血や口臭もひどくなります。重症になると歯肉が腫れて膿んだり痛みが激しくなったりして放っておくと歯を抜かなければならなくなることがあります。生活習慣病というのは、普段からの清掃習慣で予防できるということと、糖尿病、心臓病、骨そしょう症などの全身の状態、ストレス、食生活、喫煙、口呼吸など普段の生活の影響を大きくうける病気であるということです。
- 2017/06/24 歯周病