歯の色は歯の強さと関係あるの?
歯の色と歯の健康度は関係ありません。歯の神経(歯髄)が、外傷やムシ歯で死んでしまった場合や、神経をとる治療をすると歯の色は変わります。しかし、ムシ歯になりやすいかどうかは歯の色では判定できません。アゴの骨の中で歯ができあがる時の抗生剤の影響で変色する「テトラサイクリン変色歯」は、はえた時すでに黄色から灰色の歯をしています。この場合、抗生剤の沈着の影響がありそうですが、実際にはムシ歯のなりやすさは変わらないと言われています。例外は、高濃度フッ素が水道水に混入していたことで起きた「斑状歯」です。昔、宝塚などで発生しました。斑状歯は歯に茶色のまだら模様がつく病気ですが、この場合は極端にムシ歯の発生は少なかったのです。
- 2017/06/24 ムシ歯・歯周病予防