耳寄り情報
十二支の動物特集

ネズミ

ネズミの前歯は一生伸び続けることは有名ですね。人間はすり減り過ぎてしまうと、エナメル質の下から象牙質が露出してしまうので、歯ぎしりがある人はマウスピースで守らなければいけません。最近の子どもたちは逆に、あまりすり減っていない子が気になります。咬頭がとがったまま丸くなっていないのです。軟らかい食物で噛む回数が減っていることは、歯ならびや顎の成長の悪さ、さらには、猫背など様々な問題を引き起こします。高齢者の全身の運動機能は口の衰えと密接な関係があるので、子どもの時からよく噛んでほしいものです。
ウシ

「食べてすぐ横になると牛になるよ」と子どものころに言われたものでした。牛が腹ばいになっているのは消化のためで、睡眠時間は3時間程度と意外にも短いです。牛は毎日10時間モグモグ咀嚼しています。1分に40~60回噛んでいて唾液は1日に牛乳瓶1000本分出ます。草は消化しにくいですがこのモグモグで細かくした草を唾液と混ぜます。これを胃の中で微生物を上手に利用して発酵させ、栄養分にできるのです。人間も健康のためには、腸内細菌をうまく利用しなければいけません。よく噛んで唾液と混ぜることと、野菜や海藻、発酵食品をよく摂ることを心がけてください。
ウシには上の前歯がありません。長い舌で草を巻き、上の歯ぐきと下の前歯で切り取ります。草は消化しにくいので、よく噛まないといけません。一日の咀嚼回数は20000回~35000回です。唾液は一日90~180ℓも出ます。お風呂いっぱい分!!
トラ

トラは1日40Kgも肉を食べるそうで宇。強く大きい牙は、ヒグマもエサにし、サイやゾウも襲うそうです。狩りで動き回る距離は一日10~40Kmと広範囲です。故事では「一瀉千里」と言われていますね。虎が食べ物をさがしに1日に千里ほどの遠方まで行き、また千里の道を子どものもとへ帰ってくるという意味で、子を思う親の愛情が大きく夜通し行動する様を表現しているそうです。「健康な口は最高の贈り物」です。ご家族の愛を、健康なお口を育てるために日夜注いでいってほしいと願っています。そしてご家族みんなで「健康な口は一生の宝物」にしていきましょう。
ウサギ

ウサギの走る速さは時速30Km以上、カメは時速300mで百分の一です。カメが100日かかる距離をウサギは1日で行けます。童話ではウサギはカメに負けたので100日のうち99日サボっていたわけです。月日の経つのはあっという間。先送りせずに毎日コツコツ努力が大切ですね。ましてや、口腔ケアはまとめてとはいきません。でも毎日少しの努力で、全身も健康になれるのですから、おトクですよね。
ウサギは歯が丈夫なイメージがあるので当院のロゴマークはにんじんをかじるウサギにしました。ところが、ペットのウサギは大部分が歯のトラブルを抱えています。ペレットなど単にガリガリ咬むだけのエサでは、歯が斜めにすりへったりのび過ぎたりして、歯肉や舌を傷つけたりひどいときは歯が頬をつきやぶることもあります。獣医さんでは爪切り状の道具で歯を短くしたり抜いたりするそうです。野うさぎは天然の植物をいろいろな方向にアゴを動かして食べるのでまったく問題が出ないのです。よい歯でおいしく、食事を楽しみましょう。
タツ

タツノオトシゴはラッパのような口で、獲物を吸い込みます。動きはゆっくりですが吸い込むのは素早く、口の大きさギリギリのエビやカニなども吸い込みます。オスとメスは、何日間もダンスを踊って求愛し、メスはオスの腹についているポケットの中に産卵して、オスが守り育てます。最近は男性も積極的に育児に参加するようになってきました。国は男性の育児休暇取得を推奨しています。子どもたちが健やかに育つプラス要因になればいいですね。
ヘビ

ヘビは誕生や生命力を象徴し、神の使いとされるおめでたいものです。ヘビの口が自分よりはるかに大きい獲物をのみこめるのは、アゴの関節が複数の骨で構成されていることと、下顎が左右に分かれているためです。歯はすべて尖っていて獲物をつかまえるだけで咀嚼はしません。丸のみにしたときの消化力は並みはずれて強力ですので、ヒトは丸のみしてはいけません。よく噛んで豊かに人生を!
ウマ

馬の顔はなぜ長い? 昔の動物の暮らしを知るのに、歯は大きな手がかりになります。初期の馬は5200万年前の化石が見つかっています。各時代の馬の歯の化石を研究することで、生活の場が変わっていったことが推理されました。初期には森林の柔らかい葉っぱや果物を食べていました。地球の乾燥化で、森林が少なくなり草原が広がったため、草を食べるのに都合がいい形でさらに、すり減りにくい歯に進化していき、歯の幅が長くなったために、それにつれて顔が長くなったと考えられています。
馬の歯の定期検診は、5歳までは年3~4回、その後は年1回で、20歳を超えた老齢馬は年2回ほどするそうです。野生の馬は歯が自然にすりへってうまく噛めるのですが、飼育馬はエサの関係でうまくすり減らず、不正咬合や咬傷、姿勢や運動機能の問題が出てくるので定期検診が重要です。前歯が正面から見てV字にすりへると笑っているように見えるので「スマイル・バイト」といいます。逆V字の場合は怒っているように見えるそうです。老齢馬で検診回数を増やすのは歯周病が出てくるからです。うまくすり減っていない歯は、おもに手で持ってゴリゴリすり減らす専用のヤスリが使われます。若い馬の口の変化が大きく全身への影響も大きいのは、人間も同じですね。
ヒツジ

羊という漢字は、ひつじを正面から見たときの顔の形から生まれたそうです。植物のシダは「羊歯」と書きます。シダの葉が、ひつじの歯に似ているという説ほど羊の歯はギザギザではありません。シダの葉の形が「羊」の文字に似ているように思いますが、なぜ「葉」ではなくて「歯」の文字が使われているのか、私にはわかりませんでした。奈良ではおなじみの鹿と、ひつじの口はとてもよく似ていて、上の前歯がなく、硬い歯肉がまな板、下の前歯が包丁の役目をして草を切って、奥歯ですりつぶします。前から見た口元は小さそうですが、じつは奥行きはその三倍近くあり、奥歯が並んでいてすりつぶすのに便利になっています。戦わないので犬歯はありません。羊の下に大きいと書くと「美」ですね。羊に犬では牙がはえてケンカになりそうですから点をつけないで、平和な美しい世界を願っていきましょう。
サル

サルでもできる:みなさんフロスは使っていますか?歯と歯の間をそうじするには、歯ブラシよりフロスのほうがラクでうまくできます。タイで、母ザルが子ザルにフロスを教えている行動が見られました。素材はヒトの髪の毛です。十年間に少しづつ広まって今では250匹中約100匹で確認されているそうです。ご家庭でも、子どもたちにお口の清掃をうまく教えて習慣化してください。今年もよろしくお願いします。
トリ

鳥のくちばしの形はエサによって違います。鶏やスズメは穀物をついばむため太くて短いです。鶴やサギは水中の魚を捕まえやすいように細長くなっています。鴨や白鳥などは泳ぎながら魚や水草を食べるので平たくなっています。ワシやフクロウは肉を切り裂きやすいように鋭くて曲がっています。動物の歯も、それぞれの食べるものに都合がいい形になっています。人間の歯は前歯・犬歯・臼歯で形がちがいます。野菜などを咬み切り、肉を切り裂き、穀物などをすりつぶす、そのすべてをこなせるため、色々なものが食べられるのです。
鳥の口図鑑
イヌ

小学生のころ裏庭で遊んでいると、イノシシが山から降りてきて冬の田んぼをトコトコ走ってきました。父が棒を持って追いかけ、追い詰められたイノシシはくるりと向きを変えて父に向かって突進してきました。父はイノシシの鼻めがけて棒を振り下ろし、イノシシは気絶して生け捕りに。身長168cm、体重50Kgのヒョロヒョロの父がよく仕留めたものだと今は思います。猟師さんたちが引き取りに来て後でわけまえをもらいました。かたくて臭い肉だったと記憶しています。
イノシシ

小学生のころ裏庭で遊んでいると、イノシシが山から降りてきて冬の田んぼをトコトコ走ってきました。父が棒を持って追いかけ、追い詰められたイノシシはくるりと向きを変えて父に向かって突進してきました。父はイノシシの鼻めがけて棒を振り下ろし、イノシシは気絶して生け捕りに。身長168cm、体重50Kgのヒョロヒョロの父がよく仕留めたものだと今は思います。猟師さんたちが引き取りに来て後でわけまえをもらいました。かたくて臭い肉だったと記憶しています。
